ドラマや漫画などにおいて、バーでお酒を飲むシーンが出てきます。そのお酒を頼むときに「ウィスキーをロックで」や「ダブルで」などといった頼み方があります。これらはどういったお酒の提供方法になるのでしょうか。実際のバーで頼むときにも使えますので、ちょっと覚えておきましょう。
シングル・ダブル ー 提供される量が変わる
この頼み方は主にウィスキーを頼むときに用います。まず「シングル」「ダブル」という頼み方がありますが、ウィスキーの提供する量の指定になります。「シングル」というのはウィスキー30mLを表します。一方「ダブル」というのはその2倍ということで60mLを表します。
特に指定が無ければシングルの量が提供されるのが一般的です。諸説ありますが、ウィスキーはアルコール度数が高いため、大量に飲まないように量が決められているらしいです。ダブルで頼む場合はより多くのお酒を長い時間楽しみたい場合に頼むということになります。
また、ウィスキーを交ぜたカクテルを頼む場合にウィスキーの量を増やす意味合いでダブルという言葉を使うこともできます。ただ、カクテルの場合ウィスキーの分量を増やすことで味や風味のバランスが崩れてしまうこともありますので、お店に任せるのがようでしょう。
ロック・ストレート ー 提供方法が変わる
他方で「ロック」や「ストレート」といった頼み方もあります。ロックやストレートは提供される量ではなく、提供方法に関する言葉です。
ロックというのはグラスに氷を入れて提供する場合に使われます。こうすることでお酒を飲んでいる間に氷が溶け、徐々にウィスキーの味が変わっていくのを楽しめます。
また、逆にストレートはそういった氷などを一切入れずに提供する手法です。お酒の元々の味わいを最初から最後まで同じように味わえるというわけです。
お酒を楽しむ
以上がバーでお酒を頼むときの用語の解説になります。もちろんこれ以外にも様々な頼み方の用語がありますが、まずはこの基本的な用語を覚えておきましょう。
シングル・ダブルとロック・ストレートを別々に紹介しましたが、もちろんこれらを組み合わせて頼むことも出来ます。「ストレートをシングルで」「ロックをダブルで」など頼み方を変えることでお酒を色々な趣向で楽しむことが出来ます。バーへ行ったときに自分だけの頼み方を見つけてみましょう。